先を見据えた選択を

介護現場で働きたいけど、長期の旅行が趣味であったり、子どもの受験期間は仕事をしたくないなど、自分の生活を優先させたい人にとって短期間での派遣はとても便利な働き方です。
しかし、介護の短期派遣にはメリット・デメリットがあるので、どのような形態で働き続けるかは数年後を見据えて選択した方が良いでしょう。
まず、短期派遣のデメリットとして、長期派遣に比べて収入が安定しないということです。
毎月決まった収入が得られないので生活設計をすることが困難です。
また、一つの職場で働く期間が短いため、本人がすぐできることなど短期に合わせた仕事しか与えられない可能性があります。
職場での専門的な知識や技術を習得する機会が少なく、キャリアを積むチャンスに恵まれにくいことも介護の仕事を続ける上で大きなデメリットです。
その一方で短期派遣には魅力的なメリットが沢山あります。
基本的に働きたい時に短期集中で働くため、最初に述べたように自由な時間を得やすいのです。
日払い、週払いの仕事も多いので必要な時に現金がすぐ入り、急な出費にも対応できるので助かります。
介護の現場でよく問題にされる人間関係や職場の雰囲気も短期であればあまり気にせずに済むでしょう。
その職場でのキャリアアップは難しくとも、多くの場所で様々な介護の形態や、やり方を見ることができ、介護現場を渡り歩くうちに自分に合った仕事や、施設を見極めることができるかもしれません。
メリット・デメリットを比較した上で、数年後に自分が介護現場でどのように働き、キャリアを積んでいきたいかを今一度考えてみましょう。